升麻葛根湯（しょうまかっこんとう）
頭痛や身体痛、発疹によく使われます
感冒中期や初期の麻疹に対応する升麻を中心に、発汗を助ける葛根、身体の潤いを保ち熱を下げる芍薬、消化器を保護し賦活する生姜・甘草で構成される漢方薬です。感冒発熱による頭痛等に適応します。十分にできらない発疹や風疹、アトピー性皮膚炎にも応用されます。甘辛味。
感冒の初期、皮膚炎
葛根湯の加減法ですが、発汗・消炎・抗菌に働く升麻が配合されているため、皮膚炎にも使用します。
| 構成生薬 | 味と性質 | 作用する漢方的な臓器 |
| 升麻（ショウマ） | 甘・辛／微寒 | 肝、脾、大腸、胃 |
| 葛根（カッコン） | 甘・辛／涼 | 脾、胃 |
| 芍薬（シャクヤク） | 苦・酸／微寒 | 肝、脾 |
| 甘草（カンゾウ） | 甘／平 | 心、肺、脾、胃 |
| 生姜（ショウキョウ） | 辛／微温 | 肺、脾 |
偽アルドステロン症、ミオパチー
