漢方薬の種類と効能

小半夏加茯苓湯の効能・効果

小半夏加茯苓湯(しょうはんげかぶくりょうとう)


つわりによく使われます

消化器周辺に停滞している水分を解消する半夏(ハング)・茯苓(ブクリョウ)、消化器を温める生姜(ショウキョウ)で構成される漢方薬です。食欲不振や嘔吐等の症状に適用します。また、水分代謝の異常が原因の動悸、めまいの他、つわり等にも応用されます。甘辛味。

小半夏加茯苓湯の効能又は効果

つわり、嘔吐、悪心

妊娠悪阻に効能があるとされる漢方薬で、妊娠中の吐き気・嘔吐を抑えるために使用されます。その他、軽々の疾患に伴う、胃の機能低下による嘔吐を改善します。

その他の応用

妊娠悪阻等。

小半夏加茯苓湯の構成生薬

構成生薬 味と性質 作用する漢方的な臓器
半夏(ハンゲ) 辛・温。有毒 脾、胃、肺
生姜(ショウキョウ) 辛/微温 肺、脾
茯苓(ブクリョウ) 甘・淡/平 心、脾、腎

小半夏加茯苓湯の副作用

胃の不快感、食欲不振、軽い吐き気

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