漢方薬の種類と効能

不整脈・心不全に効果的な漢方薬

不整脈・心不全


心不全、徐脈性不整脈は、心臓の収縮あるいは刺激伝導が障害された状態であり、漢方医学的には、気虚、気滞が主な病態となります。心臓のポンプ機能が維持された徐脈性不整脈では、純粋に気虚、気滞の治療が中心になります。この場合、気虚、気滞を引き起こす原因として、血虚や瘀血が潜んでいる病態にも注意が必要です。一方、心不全やポンプ機能が障害された徐脈性不整脈では純粋な心機能だけではなく、付随する症状にも注意が必要です。それはすなわち水滞です。左心不全では水溝が肺を中心に出現し、右心不全では全身性に出現します。水滞の存在部位を考慮した漢方薬の選択が重要になります。頻脈怪不整脈では気逆が中心となります。気の過剰を鎮めることが重要になります。

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